Before (改善前)

当社ではPP材の高周波溶着工程があります。これは2つのPP材の間に鋼線を入れ、高周波により鋼線を加熱しPP材を溶かして2つのPP材を溶着するものです(図1)。しかしながら溶着機械作動中に鋼線が断線し、溶着されない事象が希に発生します。

V

After (改善後)

そのレアケース対策として製品全数に対して、引っ張り確認(剥がれるかの確認)、隙間ゲージによる確認、溶着ダマ確認の3つの検査を行う必要があり、検査時間が負担となっていました。そこで溶着される際に発生する温度条件を特定。熱感知検査機を作成し、加工中に評価する方法に変更しました(図2)。

POINT(要約)

これにより3つの検査が不要になり、製造時間を30%削減しました。