基本的なスピーチは3分~5分です。

話し方教室では3分を採用しているところが多いと聞いています。

朝礼、挨拶、祝辞などでスピーチを聞く機会がありますが、

特別な例を除いて5分は長く感じます。

 

3分間スピーチの一般的な構成は

 ①挨拶

 ②スピーチのテーマ

 ③例話

 ④結論

 ⑤スピーチのテーマ

 ⑥挨拶

とされていて、その平均的な文字数は900文字と言われています。

多くを占める例話の部分は500~600文字前後になるでしょう。

 

この文字数では例話は1つが原則です。

例話を2つ以上入れると

①3分では収まらない

②3分で収まるが、例話の中身が貧弱

のいずれかになってしまいます。

私の経験では例話を2つ以上「3分に収まらない」場合が9割を超えています。

 

例話を2つ以上入れてしまう代表的なパターンと解決法は、以下の通りです。

①原稿段階で例話1つでは短かったので、2つ入れてしまっている。

  1つの例話をより具体的に、情景が浮かぶように膨らませましょう。

②原稿にはなかったが、その場で思いついてしまい、つい追加してしまう。

  我慢しましょう。1つだけで十分です。

③時間が短いと思って場つなぎ的にいれてしまう。

  やめましょう。時間が長いより、短いほうが良いです。

 

繰り返しになりますが、

一般的なスピーチではあくまで例話は1つにするのがオススメです

あれも伝えたい、これも話したいと言う話し手の気持ちはよく分かります。

ですがその気持ちをグッと押さえてみてはいかがでしょうか。

 

お読みくださり、ありがとうございます。