「人前でのスピーチ」考 ⑤ 練習は何回必要?

 

「どのくらい練習すればいいんですか?」

この質問、よくあります。

 

スピーチの骨格が固まってからが前提ですが、私は30回と言っています。

場慣れした方なら10回でいいかも知れません。

でも、5回以下ではいいスピーチにはつながりません。

 

私の場合、話し方コンクールに出場した時は300回練習しました。

結婚式の主賓挨拶でも同じ回数をこなしました。

卒業式のPTA代表挨拶では200回だったと記憶しています。

 

練習の中で、スピーチはどんどん変わっていきます。

それが物凄く大事で、回数を重ねるごとに熟成されていく感がありますね。

 

スポーツでも芸事でも、本を読んだだけで上手くなることはまずありません。

理論と実践が嚙み合って上達するのではないでしょうか。

 

では、どんなふうに練習すればよいのでしょうか?

基本は以下の3通りでよいと思います。

 

①声を出した練習

  声を出した練習は絶対条件です。

   息継ぎや喋りにくい言葉の確認などができます。

 

②大事なスピーチは人前で練習。

  私の場合はスピーチ仲間や家族の前でしています。

  最初は恥ずかしいかも知れませんが、貴重なアドバイスをもらえます。

 

③シチュエーションを意識した練習。

  演台やマイクなどを使用する場合はこの方法が有効です。

    スタンドマイクが邪魔でお辞儀が斜めになってしまうことなども防げます。

    会場をイメージすることで、目線などの練習にもうってつけです。あがり防止にも役立ちます。

 

 

スピーチの予定があるようでしたら、ぶっつけ本番ではなく、練習することをおススメします。

 

お読みくださり、ありがとうございます。