Before (改善前)

装置の組立工程というのは、不適合ゼロというのは難しく、わずかながらも不適合品が発生することがあります。不適合が起きた場合には対策を採り、標準化を図りますが、いつしか不適合があったことが現場では忘れられていくものです。この現象は、働くエンジニアの記憶の問題もありますが、人の変更といった要素もあります。

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After (改善後)

そこで当社ではその不適合履歴を、《工程で日常的に使用する》作業手順書、製品サンプル、治具、チェックシートなどに《過去トラ》表示しています。このことで、当該不適合のみならず、同様の工程における品質意識を作業者に擦り込むようにしています。

POINT(要約)

組立工程においては、熟練工だけでなく、パート社員を含め、様々な人員が働いています。その状況下で、当社では組織としての仕組みづくりを行うことでお客様の求める品質・適正コストでの製品提供を心掛けています。
こちらに紹介をした内容もその一つであり、トラブルをいかに減らすかという取り組みの一環となります。